半月板損傷について
今日は、症例の多い「半月板損傷」について考えていきましょう☆
この症状、結構耳にしますよね。テレビでも、サッカー選手や野球選手など、アスリートの方が損傷するというニュースがよく流れます。
一般の場でも、結構頻度の高い症状の一つですが、その割に、外科手術による処置(縫合、除去、人工関節への置換など)が一般的という、頻度の割にヘビーなイメージがあるものの一つです。
まずは半月板損傷とはどういうものか、そこからいきましょう。
膝関節の内側と外側に、クッションの役割をする軟骨組織が半月板であり、負荷や衝撃により損傷することを、半月板損傷といいます。一般的な症状は、膝周辺の強い痛みがあり、ひどい時には歩けないほどになります。
症状が重いと多くの場合が、病院では手術を勧められる傾向があるようです。
さて、いきなり本質にいきますが、この症状、本当に手術は必要なのでしょうか?
結論から言いますと、ほとんどの場合は手術せずに痛みを解消することができます。
これは、半月板そのものが痛みを出しているわけではなく、周りの筋肉の緊張が痛みの原因だからです。
もともと、半月板は衝撃だけではなかなか損傷しないもの。周りの筋肉がかなり緊張している状態と、半月板の劣化(回復力や代謝の低下)があり、そこに衝撃が加わることにより損傷に至ります。
「損傷しているから痛いに決まっているだろう」と言われるかもしれません。
しかし、事実として、半月板には血行もなく神経も通っていないので、損傷のみならば痛みはでません。実際、膝に痛みなどの自覚症状がない方でも、検査をすると半月板が損傷している事例は多数あるそうです。
つまり、半月板の損傷が痛みの原因ではないのです。
では、どうすれば痛みを解消することができるのか?
痛みの原因は半月板ではなく、筋肉の緊張ですので、その緊張を解消していくことで痛みは解消していきます。また、自律神経を整えていき、回復力や代謝能力をあげていくことによって半月板の弾力が回復していき、だんだんと痛みの再発しにくい身体になっていきます。
せるり療法では、やさしい施術で効率よく膝周辺の筋肉の緊張を解消していくとともに、自律神経に働きかける独特な手法により自己回復力を高めていき、再発のしにくい身体へと変化させていきます。