膝に水が溜まりパンパン
先日、「今朝から足着くと膝が痛くて歩くのが辛い!」
と電話があり急遽ご来院されました。
来られたときはびっこを引いてとても痛そう…
膝を見るとパンパンに腫れ上がっていました。
元々、半月板損傷で変形性膝関節症とも診断され痛みがあったようです。
しかしここまでパンパンに腫れ痛むのは初めて。
かなり心配されていて、病院行こうか迷ったけど、
以前、当院へ通院していてだいぶ楽になったので、
今回も何とかならないかと思いご来院されました。
〇検査
座っている状態で膝が痛く、さらに腰も痛い。
立ってもらうと左膝が伸びず伸ばそうとしたり
体重を少しでもかけると強い痛みが走る。
仰向けになってもらい膝を触ってみると水も溜まっており、
膝の皿が埋もれてるくらい硬くパンパン><
水の圧力によって痛みが出ているケースもあるので、
これは病院行ってもらった方が良いか悩みましたが、
緊張も強くあったので、
とりあえず緊張を緩めてみようと施術開始。
〇施術
膝が伸ばせないのでクッションを入れて痛くない状態で、
丁寧に股関節や膝の緊張を取っていきます。
緊張が緩んで徐々に膝が伸ばせるようになっていきます。
施術後…
まず起き上がって座ってもらうと
客「痛くない!」
立「良いですね^^では立ってみましょう。立って体重かけるのはどうでしょう?」
客「おお~痛くない!」
立「良いですね~^^では今度は歩いてみましょう。」
客「まだ少し痛みがあるけど、歩ける~!!」
立「ではもう一度座りましょう」
また少し膝周辺の緊張を取って
立「もう一度歩いてみましょうか。」
客「痛くない~!!!」
立「良かったですね~!!!」
ただ、まだ無理すると痛みが出てくるので、
また近いうちに来るようお伝えし終了。
結局、膝の水は筋肉の緊張によって、
体液が循環している通路が圧迫され代謝が阻害され、
関節包内に体液が溜まっている状態です。
それが溜まりすぎてパンパンになると
膝の曲げ伸ばしが難しくなり、神経が圧迫され痛みが出ます。
当院では水の溜まる原因となっている
筋肉の緊張を緩めることで体液が循環するようになり
溜まっていた水が自然と抜けていくと考えています。
あまりにも痛む場合は、
病院で水を抜いてもらった方がすぐに楽になる
ケースもありますのでそちらを勧める場合もありますが、
水を抜いても痛みが無くならないケースも多々あり、
逆に痛みが増えるケースもあります。
それは水が溜まったことによる痛みではなく、
ただ単に膝周辺の筋肉の緊張による痛みのケースが多いのです。
様々なケースがありますが、施術家としてしっかり見極めて、
その方にとってベストの選択をこれからもしていければと思います。
ちなみに、何回も膝の水を抜いている人は、
針による刺激によってガチガチに緊張して
警戒が強くなっていることがあります。
「膝に水が溜まったら水を抜けば良い」
という認識は危険ですので気を付けましょう!