「冷え性」について
冷え性、みなさんどのように対処しているでしょうか?
世に出回っているグッズでは、基本冷える場所を温めるものが流行ってますね。冷たい空気を遮断して保温するのは有効ではありますが、冷え性に対する解決にはなっていないことは、おそらくみなさん経験されていらっしゃると思います。
ちょっと考えてみましょう。
なぜ冷えるのか?
いくつかケースはありますが、よくあるのは、「温める機能低下」による冷え性が多いでしょう。
人間は恒温動物なので、体温を一定に保とうとする働きかあります。しかし、末端冷え性などの場合は、なんらかの原因でその機能が身体の一部で低下していると考えられます。
原因を大まかに挙げると
・内臓の調子が悪い
・体幹部分や、末端につながる神経がどこかで圧迫されている
などの例があります。
人間、手足がなくなっても生きられますが、内蔵がなくなったら危険になります。
なので、守る優先順位は内臓からになります。
内臓の調子が悪いと、血液を送って自分で治そうとします。
その時、末端は一番優先順位が低いので、血流が悪くなり、温度が下がりがちになります。
あと、女性の方が冷え症は多いわけですが、女性は身体の中に守るべき大切な子宮があります。それもあり、体幹を温めようとするベクトルが男性よりも強いのではないかなと思います。
神経についてですが、保温機能は自律神経が司っています。圧迫があるといろんな誤作動、機能低下が起きます。温度調整も同じく。
僕自身を例にあげますと、以前手の神経を切った時、神経がつながるまでその司っている部分のみ温度が調整できませんでした。壊死していないので血液は循環しているはずですが、神経機能が遮断されることにより、機能の一つが失われるという変化があったわけです。
圧迫についてですが、結構多いケースが、首の筋肉の緊張による、手の冷えです。寒いと肩が縮こまり、首回りを固めようとしてしまいます。それが筋肉をロックさせてしまったりして、筋肉による神経圧迫が起きたりします。
では冷えに対してどうすればいいのか?
一つは、内臓の回復を促進させる生活にする。例えば睡眠をしっかりとったり、暴飲暴食をやめたりがまず大事ですね。
もう一つは、末端よりも体幹を温めること。体幹に問題があるケースが多いので、体幹をしっかり温めてあげましょう。
首のケースの場合、首が縮こまらないように、首、せなか、お腹を温めてあげると寒さで緊張も出にくくなります。
あ、あと寒いと猫背になりがちなので、それも気をつけましょうね!
うまく身体の負担をとり、冷えなく冬を乗り切りましょう☆