背すじの伸ばし方について
健康まめ知識
おそらくだれもが「背すじを伸ばしなさい」と言われたことがあるのではないかと思います。
しかし、背すじは伸ばした方が良いのでしょうか?
結論から言いますと、生理的に力学的に、背すじは伸びているほうが良いです。
ではどのようにして背筋を伸ばすのか?ここに語弊があると思います。
本来伸びていた方が良いのであれば、楽に伸びた状態を作る方がスジってもんです。
しかし、誰しも「お腹と背中の力で背すじを伸ばす」と頭に入っているのではないでしょうか。
よくよく考えてみましょう。
力を入れて維持しようとしたら、そりゃあ疲れますよね。
筋疲労を作ることは、トレーニングは別として、基本的に良くないので、本来の意義に反します。疲労が溜まれば様々な症状が表に出てきます。
ということで、「筋肉をできるだけ使わずに背すじを伸ばす」のが理想に近いわけですね。
しかし、日本人の気質として、「良薬口に苦し」とありますが、これが邪魔しますよね。頑張って打ち勝った方が、良い結果がでるのではないか、と。
話をもどしましょう。
ではどうすればよいのか?
それは、土台になる骨盤の角度にヒントがあります。
個人差はもちろんありますが、骨盤は「前傾」の方がよいです。でも、あまりそこにフォーカス当てすぎないように。あくまで楽に、がキーポイントです。
さて、その効率的な誘導の仕方は
◦全身をダランとして、
◦少しだけ爪先寄りに体重を移動
◦こうすると、骨盤が前傾の方が楽になります
◦骨盤を前傾にすると、目線は遠くを見る方が首肩が楽になります
◦背中が楽かつ頭を楽な位置におくと
◦力いれてないのに、背筋がぴっしり、お尻も上がって、きりっと美しい立ち姿になります
ただし、股関節や腰周りが固くなりすぎてしまっていると、痛みや違和感を生じる可能性があります、また体に痛みがある方はあくまで無理はなさらないようにしてくださいね。