「痛み」について
健康まめ知識
春になってまいりましたね。季節の変わり目はやはり体調を崩しやすくなります。「痛み」も出やすい時期。
ところで、この「痛み」についてですが、そもそも、なんなんでしょうか???様々な体調不良と日々向き合う僕らにとって、この「痛み」は永遠のテーマです。
というわけで、今日は「痛み」について考えていきたいと思います。
~ヒトはなんのために痛みを感じるのか?~
「痛みの無い生活が送れたらどんなに幸せか・・・」沢山の方々がそのように思われてることでしょう。
怪我をした時、無理をした時、なんでかわからない時、、、いろんな時にわれわれの体を「痛み」が襲います。
はっきり言って、痛みなんてない方がいい!!そう思ったことのある方はたくさんいらっしゃると思います。
・・・そもそも「痛み」とは、なんのためにあるのでしょうか?
生きていく上で、ヒトは様々な危険を回避していく必要があります。それはつまり、身に起こる様々なことを危険かどうか判断することが必要になるわけです。そして、ヒトは「痛み」を用いて判断しています。
率直にいうと、「痛み」は危険を知らせるための信号なのです。
仮に痛みを感じない状態とします。
そうすると、ヒトはブレーキをかけずに動くことになり、体の異変に気づくことができずに、結果として体が壊れてしまうことになります。「痛み」はとても大切なブレーキの役割を担っているわけですね。
「痛み」のもうひとつの目的は、身体を回復させることにあります。つまり、ヒトは自分で「痛み」を出すことにより強制的に動けないようにして、身体を休ませるのです(危険回避と根本的な意味は同じですね)。
基本的に、ヒトは自分の力でしか回復することはできません。回復させるには、休むことが一番の近道なので、「痛み」を利用して体の回復を図っているわけですね。
しかし、ヒトには生きために社会での生活があるわけですから、動物のように、休みたい時に休めるわけではありませんよね。
なので、満足に回復させることができずに「痛み」が増えていってしまうケースが山のようにあります。そうなると結構大変。自分の力だけでは回復させることができなくなり、どんどん悪化していってしまうことも。。。そんなときには僕らの出番です!!
とはいうものの。
やはり自分の力でしっかりと回復させていけるのが一番良いですよね。
そのためにも、体からの危険信号である「痛み」や、その手前の「違和感」を感じたら、こまめに体を休めていけるようにしていきたいですね。