【半月板損傷】30代女性がご来院
半月板損傷でお悩みの30代女性がご来院されました。
17年前に運動をされている時に
前十字靱帯を断裂しその再建手術を受けられました。
手術後は痛みが出ていなかったようですが、
今年10月に小走りをしていたら
『バキッ』という音と共に左膝が痛みだしてしまったとのことでした。
主な症状は、
・膝が不安定で痛みをかばうような歩き方になっている
・ふとした動きや歩くだけで、膝の内側が『バキッ』と音がして痛む
・階段の上りは膝が不安定 下りはお皿の上がかなり張る
・しゃがむと膝の内側がジンジンと痛み、外側が張る
・2、3年前から歩くと膝と同じ側の股関節に痛みが続いている
早速施術に入り、
まずは全身の筋肉の緊張を探していきます。
すると上半身も硬いですが、
膝のすぐ上、お皿の下、膝裏に近いハムストリング内側、
ソケイ部に筋肉の強い緊張が目立ってありました。
まずは痛みを出していると考えられる膝周りを緩め、
次にざっくりと全身を緩めていきます。
そして、全身が緩んだところでまた膝に戻ります。
すると、全身を緩めたお陰で膝周りが緩みやすくなっていたので更に緩めます。
施術後確認すると、
・歩きがある程度安定し、楽でスムーズに
・階段の上りでの痛みや張りの変化は少し、しかし下りはだいぶ楽に
・しゃがむのも比較的楽に
・お客様の表情が明るくなった!
膝の痛みは、
昔の前十字靭帯の断裂や半月板の影響はもちろんありますが、
原因となる筋肉の緊張を緩めていくと痛みは改善してきます。
今回の膝の痛みを出していた一番の原因は、
「膝周りの筋肉の緊張」だと思われます。
そして、今回の膝の痛みの引き金となった原因として、
2.3年前からの股関節痛が考えられます。
まずは膝の痛みをある程度改善させ、
膝の痛みが戻らないように
股関節の施術や全身をより緩めていくことが大切です。
膝も股関節の痛みもどの症状も、
日常生活の間違った身体の使い方が
負担となってあらわれて来ることが多いです。
今後、施術+身体の使い方の修正、
自己回復力を上げて行くことで、
再発しない身体になっていくでしょう