四十肩の女性がご来院されました。
四十肩の女性がご来院されました。
ちょうど一年ほど前に肩の動きに違和感を感じるようになり、徐々に痛みが増してきて今年の8月に整骨院に行くようになったとのことです。整骨院ではマッサージをされた後に強く伸ばすストレッチ体操をしていたとのことです。そのストレッチ体操をするとその日は身体が伸びた感じがするけど、翌日には痛みが増し、その痛みが引かないまま、次の施術を受けておられたようです。「これ以上の痛みが我慢できなくなった」と言って当院にご来院されました。
「身体が硬くなっている時はストレッチして伸ばすのが良い」と思う方が多いのではないでしょうか。それは「正解」と言えば正解なのですが、一番大事なことはストレッチの仕方です。
人間の身体は与えれた負荷に対して反発しようとする力が働きます。ですので無理にストレッチして身体を伸ばそうとしたら、その無理をした分、筋肉を縮めようとする力が働きます。すると、せっかくストレッチして身体を伸ばしたのに、結果としては逆に筋肉は硬直して縮まってしまうということになります。
このお客様の例のように、ストレッチ体操の度に後になって痛みが増してしまうことがあります。
過度なストレッチによる負担を避けるために心がけて頂きたいことは「ストレッチは痛み、違和感を感じる手前で止めるのでちょうど良い」ということです。「いた気持ち良い感じ」は少しやり過ぎかもしれません。
これから冬休みですね。「ストレッチでもしてみようかな」と思う方、ぜひこの優しいストレッチとその効果を試してみて下さい。