腱鞘炎の原因がそんなところに??
10年くらい前から腱鞘炎を患っている50代女性の方がご来院されました。
病院など行ったようですが、
なかなか良くならないので諦めて放置していたら、
最近どんどん悪くなり、何もできないようになって来たとのことです。
毎日ウォーキングをしていたのも痛みでできなくなるほど><
今はなるべく右手を使わないようにされているようです。
○症状
親指を曲げようとすると痛くて曲げられない。
親指を開くと痛い。
○検査
患部周辺は確かに固いがそこまで目立った緊張は無し。
しかし全身ガチガチ
…睡眠が少なかったり仕事などで負担がかかっているなら分かるけど、
そんな負担がかかっているようではなさそうなのになぜ??
施術開始
全身固く体幹部が全く動かない(汗)
警戒も相当強く、力みが抜けません。
とにかくバランスを整えるところからスタート
そして患部の緊張を丁寧に取っていきます。
施術後…
痛みは残りますが可動域が大幅に広がり、
「こんなに動いたの久しぶり!」
と何をやってもダメだったので、希望が持てたようです^^
腱鞘炎のほとんどが、
末端の筋肉の使い過ぎによるものです。
例え使っていなかったとしても、生活する上で必ず負担がかかります。
でも他の人より使っていないのになぜ?
と思う方もいるでしょう。
それは、体幹が使えていないから末端に負担がかかるのです。
今回のケースも首~腰が固く、
胴体にギプスをはめているかのように動かない><
人間も含め動物の体は、からだ全体が連動して動きます。
物を持つ時でも、顔を洗う時でも、歯を磨くときでも、必ず全身が連動して動きます。
しかし、どこか一つでも関節が連動しないと負荷が分散吸収されず、
一部に負担がかかるようになります。
そして耐え切れなくなって痛みが出てきます。
ですので、患部だけではなく、
連動して動けていない根本的な原因を解消していく必要があります。
長年そのような状態だったので時間はかかるかもしれませんが、
早く痛みのない生活に戻りましょうね^^