3年間ずっと膝が痛かったサッカー少年
2015年6月6日
膝痛
膝痛
3年間ずっと膝が痛かった高校1年生のサッカー少年がご来院されました。
部活で週6日サッカーをしていますが、痛みでほとんど練習に参加できないとのこと。
お話を聞くと、中学1年からずっと膝に痛みがある状態。
随分長い間我慢して使ってきたことに、私も驚きました。
痛みが酷い時とそれほどでもない時があり、
全くスポーツが出来ないわけでもないので騙し騙しきてしまったようです。
初回来院時、歩くだけでも左膝に痛み、右膝に違和感が出ていました。
検査、そしてやさしく施術で全身を緩めて行きます。
施術が終わり歩行確認していくと。。
「今まで3年間ずっと痛かったのに痛みが無くなってる、すげぇこの施術!」とのこと^^
私たちは「痛み」は「これ以上負担をかけないで!」と体が訴えている状態と考えています。
体を使いすぎると脳が自己防衛本能を働かせて筋肉を緊張させます。
中学1年の時から痛いけれど、部活を休むのが心配で頑張り過ぎて体が休まることがなかったのが痛みが続いていた原因でした。
「練習休むとレギュラーから外されるのが嫌だから」と思って
「痛いけど大丈夫、大丈夫」と言ってしまう学生さんの気持ちも良く分かります。
ですが、痛みのある状態で使い続けると、脳はさらに警戒をして筋肉を固めます。
そして結果的に痛みからの回復が遅れてしまいます。
「痛み」「違和感」のある時は無理をせず体を休めるようにしましょう。
これから夏に向けて、どんなスポーツでも試合の多い時期ですね。
試合に向けて無理をして練習をしたくなってしまう時もあるでしょうが、
早く体の状態をよくして、早く思い切りスポーツを楽しめるようにしましょう。